みなさま、こんにちは。
当社は2010年1月28日(木)14時より、2010年3月期3Q アナリスト・機関投資家向け決算説明会をベルサール八重洲 ルームEで開催し、67名もの金融関係者方にご出席いただきました。
本日のエントリーでは、当日の質疑応答の内容をご紹介させて頂きます。
3Qアナリスト・機関投資家向け決算説明会FAQ
Q.1
UMS(サービス)売上高が期初予想40億円に対して、36.8億円の着地見通しとなるとの説明がありましたが、主な要因について教えてください。
A.1
要因のひとつとして、UMS(サービス)契約更新時における既存顧客からの減額交渉の影響が挙げられます。なお、当社はUMS(サービス)の契約期間を原則として3年間としています。
もうひとつは、前期から想定以上の伸びを示したUMS事業に対して、初期時点においてややアグレッシブな目標を設定したことも影響しています。
Q.2
今期売上高について「3Q終了時点で、受注には至っていない案件ではあるが高い確率で今期計上が見込める案件が11億円」とありました。これは「4Q中に受注して、かつ4Q中に売上計上するものが11億円」という考えでいいのでしょうか?(資料20P「2010年3月期 売上高の進捗について」参照)
A.2
ご指摘の通りの考え方となります。
売上計上の確度について補足をすると、「これから新たにゼロから受注を積まなければならない案件」というよりは、受注残高としてカウントする条件が揃っていないものの、もうすでに受注の確度が高く、かつ、一部先行着手をしている案件を含んでの11億円となります。
Q.3
来期の見通しについて、ここ数年横ばいを続けてきたSI(システム・インテグレーション)が盛り返すとのことですが、どのような性質の案件が成長ドライバーとなるのでしょうか?(資料22P「3Q以降の営業環境について」参照)
A.3
3Q以降の営業環境としては、メガバンクや三大証券など、大手金融機関向けのディーリングシステムを中心として、5~10億円超の大型SI案件の引き合いが急増しており、対象システムは、株式、債券、デリバティブなど多岐に渡ります。加えて、足元では取引所からの引き合いも増加傾向にあります。
こうした引き合い急増の背景には、以下の3点が挙げられます。
【背景1】
金融機関の既存システムの更新時期が到来している
【背景2】
金融再編が契機となっている
【背景3】
大証FXに代表される大型プロジェクトの成功実績が評価され、数十億規模のプロジェクトを任せられるベンダーであるとの認知を獲得できつつある
こうした大型案件を開発系の目玉とし、成長ドライバーとして据えられるよう、引き続き精力的な提案活動を行っていきたいと考えています。
Q.4
UMS事業の見通しについて、来期も引き続きFX系が成長ドライバーとなるのでしょうか?
A.4
UMS事業については、導入についてもサービスについても、今までと同じような形でまだ伸ばせる余地があると捉えています。
成長ドライバーは、引き続きFXであると分析しています。今期から来期に掛けてのトレンドとしては、レバレッジ規制を間近に控え、大手OTC-FX業者様を中心に「くりっく365」や「大証FX」などの取引所取引の引き合いが多くあり、足元においても複数の新規顧客が見込まれています。
先日、当社がプレスリリースを出した松井証券様を例にとると、彼らも元々OTC-FXしか展開していませんでしたが、今回、新しいチャネルとして「大証FX」を選択し、大手ネット証券としては初めて「大証FX」に参入することが決定しています。
Q.5
大型のSI 案件の引き合いが急増しているのは喜ばしい一方で、御社の開発のキャパシティはどのように捉えるべきでしょうか?
A.5
現在の開発人員としましては、当社従業員が200数十名、そして当社に常駐していただいている外注スタッフの方を加えて約650名という体制を敷いています。
さらに協力会社に働きかければもう100~150名の開発人員を外部から補うことが可能だと思っているので、開発キャパシティとして、あと数十億円分を伸ばしていくことは十分可能だと思っています。
Q.6
外注スタッフの増加は、外注費の増加に直結すると思いますが、今後も今までのように高い利益率を維持していけるとお考えでしょうか?
A.6
今期当社は、「外注費における単価の適正化」に向けた取り組みを徹底して行いました。また昨今の不況の影響で外注単価は下落する傾向にあります。その成果として、外注単価は下落しています。
こうした取り組みにより、外注スタッフを増員したとしても、それが直接利益を大きく圧迫するという状況にはならないと捉えています。
一方で、当社としては、高いレベルでシステムの品質を維持していくためには、正社員と外注スタッフの適正な構成比率の範囲があると考えています。そのため、外注比率を大きく上げてしまった場合システムの品質に影響を及ぼす恐れがあるため、注意を払っていくとともに、計画的な採用を行っていく必要があると認識しています。
Q.7
準大手証券10数社を中心とした従来のような顧客構成であれば、総売上高に占める一社あたりの依存度が平準化さるなど、上手くリスク分散を図れていたと認識しています。
一方、メガバンク・三大証券・取引所向けのSI案件の大型化が進んだ場合、万が一、それらを受注できなかった際は、売上高の予算達成見通しなどにボラティリティが出てしまうのではないかと懸念しています。
売上の安定化について、中長期的にはどのようにお考えでしょうか。
A.7
ご指摘の通り、今後SI案件の大型化が進んでいく場合、その案件が取れるか取れないかによって売上高の達成見通しにボラティリティが出てしまうなど、特定顧客への依存度の高まりは経営リスクのひとつとして認識しています。
こうしたリスクを低減するために今当社が目指しているのは、継続的かつ安定的な売上が積み上げられる「ストック型収益モデル」を特長としたUMS事業をどんどん伸ばし、経営の安定化を図ることです。
当社の戦略としては、こうした安定的な収益基盤をベースに据えながら、システムの更新需要が高まったタイミングで「フロー型収益モデル」を特長とする先述した大型SI案件を取りにいきたい考えです。
SI案件自体は「フロー型収益モデル」ではありますが、システム納入後には、機能追加などのリピートオーダーや保守などの売上が安定的に見込めるため、この点も経営の安定化にある程度働くのではないかと捉えています。
以上が質疑応答の内容となります。
前回エントリーでの金子メッセージにもありますが、新たな目標値達成のため、全社一丸となって日々邁進しております。
今後とも引き続きご支援いただきますよう、よろしくお願いいたします。
当社は2010年1月28日(木)14時より、2010年3月期3Q アナリスト・機関投資家向け決算説明会をベルサール八重洲 ルームEで開催し、67名もの金融関係者方にご出席いただきました。
本日のエントリーでは、当日の質疑応答の内容をご紹介させて頂きます。
3Qアナリスト・機関投資家向け決算説明会FAQ
Q.1
UMS(サービス)売上高が期初予想40億円に対して、36.8億円の着地見通しとなるとの説明がありましたが、主な要因について教えてください。
A.1
要因のひとつとして、UMS(サービス)契約更新時における既存顧客からの減額交渉の影響が挙げられます。なお、当社はUMS(サービス)の契約期間を原則として3年間としています。
もうひとつは、前期から想定以上の伸びを示したUMS事業に対して、初期時点においてややアグレッシブな目標を設定したことも影響しています。
Q.2
今期売上高について「3Q終了時点で、受注には至っていない案件ではあるが高い確率で今期計上が見込める案件が11億円」とありました。これは「4Q中に受注して、かつ4Q中に売上計上するものが11億円」という考えでいいのでしょうか?(資料20P「2010年3月期 売上高の進捗について」参照)
A.2
ご指摘の通りの考え方となります。
売上計上の確度について補足をすると、「これから新たにゼロから受注を積まなければならない案件」というよりは、受注残高としてカウントする条件が揃っていないものの、もうすでに受注の確度が高く、かつ、一部先行着手をしている案件を含んでの11億円となります。
Q.3
来期の見通しについて、ここ数年横ばいを続けてきたSI(システム・インテグレーション)が盛り返すとのことですが、どのような性質の案件が成長ドライバーとなるのでしょうか?(資料22P「3Q以降の営業環境について」参照)
A.3
3Q以降の営業環境としては、メガバンクや三大証券など、大手金融機関向けのディーリングシステムを中心として、5~10億円超の大型SI案件の引き合いが急増しており、対象システムは、株式、債券、デリバティブなど多岐に渡ります。加えて、足元では取引所からの引き合いも増加傾向にあります。
こうした引き合い急増の背景には、以下の3点が挙げられます。
【背景1】
金融機関の既存システムの更新時期が到来している
【背景2】
金融再編が契機となっている
【背景3】
大証FXに代表される大型プロジェクトの成功実績が評価され、数十億規模のプロジェクトを任せられるベンダーであるとの認知を獲得できつつある
こうした大型案件を開発系の目玉とし、成長ドライバーとして据えられるよう、引き続き精力的な提案活動を行っていきたいと考えています。
Q.4
UMS事業の見通しについて、来期も引き続きFX系が成長ドライバーとなるのでしょうか?
A.4
UMS事業については、導入についてもサービスについても、今までと同じような形でまだ伸ばせる余地があると捉えています。
成長ドライバーは、引き続きFXであると分析しています。今期から来期に掛けてのトレンドとしては、レバレッジ規制を間近に控え、大手OTC-FX業者様を中心に「くりっく365」や「大証FX」などの取引所取引の引き合いが多くあり、足元においても複数の新規顧客が見込まれています。
先日、当社がプレスリリースを出した松井証券様を例にとると、彼らも元々OTC-FXしか展開していませんでしたが、今回、新しいチャネルとして「大証FX」を選択し、大手ネット証券としては初めて「大証FX」に参入することが決定しています。
Q.5
大型のSI 案件の引き合いが急増しているのは喜ばしい一方で、御社の開発のキャパシティはどのように捉えるべきでしょうか?
A.5
現在の開発人員としましては、当社従業員が200数十名、そして当社に常駐していただいている外注スタッフの方を加えて約650名という体制を敷いています。
さらに協力会社に働きかければもう100~150名の開発人員を外部から補うことが可能だと思っているので、開発キャパシティとして、あと数十億円分を伸ばしていくことは十分可能だと思っています。
Q.6
外注スタッフの増加は、外注費の増加に直結すると思いますが、今後も今までのように高い利益率を維持していけるとお考えでしょうか?
A.6
今期当社は、「外注費における単価の適正化」に向けた取り組みを徹底して行いました。また昨今の不況の影響で外注単価は下落する傾向にあります。その成果として、外注単価は下落しています。
こうした取り組みにより、外注スタッフを増員したとしても、それが直接利益を大きく圧迫するという状況にはならないと捉えています。
一方で、当社としては、高いレベルでシステムの品質を維持していくためには、正社員と外注スタッフの適正な構成比率の範囲があると考えています。そのため、外注比率を大きく上げてしまった場合システムの品質に影響を及ぼす恐れがあるため、注意を払っていくとともに、計画的な採用を行っていく必要があると認識しています。
Q.7
準大手証券10数社を中心とした従来のような顧客構成であれば、総売上高に占める一社あたりの依存度が平準化さるなど、上手くリスク分散を図れていたと認識しています。
一方、メガバンク・三大証券・取引所向けのSI案件の大型化が進んだ場合、万が一、それらを受注できなかった際は、売上高の予算達成見通しなどにボラティリティが出てしまうのではないかと懸念しています。
売上の安定化について、中長期的にはどのようにお考えでしょうか。
A.7
ご指摘の通り、今後SI案件の大型化が進んでいく場合、その案件が取れるか取れないかによって売上高の達成見通しにボラティリティが出てしまうなど、特定顧客への依存度の高まりは経営リスクのひとつとして認識しています。
こうしたリスクを低減するために今当社が目指しているのは、継続的かつ安定的な売上が積み上げられる「ストック型収益モデル」を特長としたUMS事業をどんどん伸ばし、経営の安定化を図ることです。
当社の戦略としては、こうした安定的な収益基盤をベースに据えながら、システムの更新需要が高まったタイミングで「フロー型収益モデル」を特長とする先述した大型SI案件を取りにいきたい考えです。
SI案件自体は「フロー型収益モデル」ではありますが、システム納入後には、機能追加などのリピートオーダーや保守などの売上が安定的に見込めるため、この点も経営の安定化にある程度働くのではないかと捉えています。
以上が質疑応答の内容となります。
前回エントリーでの金子メッセージにもありますが、新たな目標値達成のため、全社一丸となって日々邁進しております。
今後とも引き続きご支援いただきますよう、よろしくお願いいたします。


