当社は2009年12月26日(土)、東京・丸の内にて開催された個人投資家向けIRイベント「株なびカンファレンス」に参加しました。
本カンファレンスは、「生活者目線の株式投資を考える」というテーマの下、さわかみ投信代表澤上さんと藤沢久美さんの対談が催されたこともあり、なんと260名を越える個人投資家の方にお越しいただくことができました!
お忙しい中、ご来場頂いた投資家のみなさまには心より御礼申し上げます。
また、本カンファレンスには当社のほか、国際石油開発帝石株式会社様、KDDI株式会社様も出席され、藤沢さんと経営陣の方々との対談は、大興味深い内容となりました。
当社のプレゼンテーションは、藤沢さんと金子による対談30分と、会場からの質問に金子が答えるという質問タイム10分という構成で実施させて頂きました。
今回のエントリーでは出席者の方々から頂いた質問応答の内容を公開させていただきます!
株なびカンファレンス質疑応答
Q.1
大阪証券取引所のFXシステム構築実績は投資家として魅力を感じる一方、万が一のシステムトラブルにより発生するリスクも大きいように思いますが、その点いかがでしょうか。
A.1
ご指摘の通り、公共性が高い取引所システムにおいては、システムトラブル時のリスクも大きくなると認識しています。
当社としては、考えられうるあらゆるリスクを予め想定しておくことが重要であると考えています。
そうすることで、リスクを低減・回避することが可能となり、万が一、われわれがとるべきリスクが最大化した場合でも、会社が存続を続けることができる賠償の範囲に留めることができると考えています。
Q.2
海外進出の可能性について教えてください。
A.2
現在、私たちは国内金融フロンティア領域に特化した事業を展開し、システム・インテグレーション事業においてNo.1シェアを誇っておりますが、まだまだ刈り取る余地が多分にある市場であると認識しています。
事実、第二次中期事業計画の最終年度である2012年3月期までは、国内の事業基盤を固めることに注力していきたいと考えています。
とはいえ、現状の成長スピードで事業を展開していった場合、おそらく10年後にはシェア拡大にも限界がくると認識しています。
その上で、海外進出は2012年3月期を最終年度とする第二次中期事業計画の終了後のテーマになると考えており、当社の経営陣・従業員ともども、グローバル展開を常に見据えています。
Q.3
シンプレクス自身がインターネット証券などの金融機関になるという選択肢もあると思うのですが、現在参入していないのはなぜですか?
A.3
現在進行している第二次中期事業計画を策定した2007年時点で、自らが金融機関になるという選択をとらなかった理由は、金融事業で他社と差別化を図るために必要とされるマーケティングノウハウや、社会的な知名度が自分たちに不足していると考えたためです。
現在当社は、UMS事業という金融ビジネスそのものを金融機関とタッグを組み、当社が先行開発したシステムを提供することで金融機関のパートナーとして収益力を向上させる成功報酬型を特徴とする新しい事業を展開しています。
ちなみにこうした成功報酬型のビジネスは、インターネット広告分野では多く取り入れられていますが、金融分野では少なく、先進的な取り組みであると認識しています。
Q.4
株主への利益還元についてどのように考えているのか教えてください。
A.4
新規ビジネスであるUMS事業の成功に先行投資が欠かせない点や、現状の当社の成長スピードなどを勘案すると、第二次中期事業計画中は内部留保の充実を図り、経営環境の変化や技術革新のスピードに対応していくために有効投資していくことを重要視していいます。
一方、配当性向を10~15%と定め、完全業績連動型の配当とし、業績に応じた配当を行うことも重視しております。業績連動型の配当とすることで会社の利益拡大に伴って増配を進め、株主の皆様が利益拡大のメリットを享受できるようにしたいと考えています。
また、当社としましては、業績に裏打ちされた株価形成を基本として捉え、2012年3月期を最終年度とする第二次中期事業計画の業績目標の達成を目指して、継続的な企業価値の向上に努めていく所存です。
経営者としましては、今後も企業価値の向上を株主の皆様に対するコミットメントとし、最終的にはキャピタルゲインによって株主の皆様に報いていきたいと考えています。
Q.5
個人投資家向けインターネット取引サービス「SPRINT」を利用することで、私たち個人投資家にどのようなメリットがあるのでしょうか。
A.5
「SPRINT」(スプリント)とは、シンプレクスが金融機関にサービス提供している個人投資家向けインターネット取引サービスの総称です。
「SPRINT」をご利用いただくことで、ユーザである個人投資家のみなさまは、パソコンや携帯電話から商品を簡単・すばやく多彩な金融商品を取引することができます。
現在、株式(現物・信用)、先物・オプション、FX(外国為替証拠金取引)、債券、CFD(差金決済取引) など豊富な金融商品に対応しております。株式では大手ネット証券である松井証券様に採用されるなど、多くの金融機関に採用されています。
現在、デイトレーダーの方々を中心にご好評いただいている「SPRINT」ではありますが、最終的には投資に必要なあらゆる情報・分析ができるツールにまで機能性・操作性を高め、より多くの個人投資家の方にプロと同等の投資環境を提供していきたいと考えております。
Q.6
現状のビジネスモデルの課題はなんでしょうか。
A.6
システム開発は本来的に労働集約性が高い事業であり、人をどれだけ集めたかが肝心となる事業です。
できるだけ労働集約性を排除できるように、ノウハウ集約型のビジネスモデルや成功報酬型のUMS事業を展開しておりますが、やはりそうした取り組みにも限界があると考えています。
今後の経営課題としては、優秀な人材の確保、効果的なトレーニングの実施、そしてクライアントファーストという気概をもって、目の前のお客様をハッピーにしたいというマインドを持った人材をいかに採用・育成できるかが重要なポイントであると考えています。
以上が質疑応答の内容になります。
ご来場いただいたみなさま、本当にありがとうございました!
追伸;
2009年のIRブログも本日が最終エントリーとなります。本年も大変おせわになりました。
来年もIR宣言で掲げた各種施策を着実に実行していくことで、シンプレクスに対する理解をみなさまにより深めていただきたいと思っています。来年も引き続き宜しくお願い致します!


