当社は例年、株主総会後に株主懇親会を企画しており、金子をはじめ当社経営陣を囲んでの「大質問大会」を催しています。
今回も多くの株主の方から励ましのお言葉を含めた、さまざまなご意見・ご質問を頂戴するなど、大変盛況な会となりました!
今回は株主総会FAQに続き、株主懇親会FAQの内容についても合わせてご紹介させていただきます。
株主懇親会FAQ
Q.1
UMS事業向け先行投資の今後の方針について教えてください。
A.1
仮に期初計画よりも売上が上ブレした場合には、前期同様、計画値を上回るUMS事業向け先行投資を積極的に実施していきたいと考えています。
ちなみに今期はUMS事業向け研究開発費として12億円(前期比:2.5億円増)を計上予定です。
なお、UMS事業向け研究開発費は大半が人件費となります。
※当社は第二次中期事業計画の5年間において、UMS事業向けの研究開発費として約40~50億円の先行投資を実施する見通しです。
Q.2
UMS(サービス)月額売上高について、2009年3月期4Qの売上高が3Q実績よりも減少している理由について教えてください。
A.2
UMS(サービス)の売上高は、予め顧客と契約した基本料金(固定部分)とインセンティブ料金(変動部分)とで構成されています。
2009年11月から2010年3月の5ヶ月間の月額売上高が2.3~2.4億円とほぼ横ばいだったのに対して、10月の月間売上高が2.5億円に伸びている要因は、10月に為替が大きく変動したことに伴いFXの取引量が増えたことで、FX関連UMS(サービス)のインセンティブ料金が一時的に拡大したためです。
Q.3
今期の業績見通しを捉える上で留意点があれば教えてください。
A.3
当上期においては、前年同期比で利益が微減となる業績見通しを発表しています。
この理由としましては、2009年4月入社の新卒社員63名に対しての6ヶ月間の集中研修と、大阪証券取引所の取引所FX取引市場「大証FX」の取引開始日が2009年5月から7月へ延期されたことを勘案した上で、上期の業績見通しを計画したためです。
通期においては、前期末時点における受注残高増を背景に、前期比21%増となる売上増を見込んでいます。
一方、売上総利益率(粗利益率)については、開発現場のプロジェクト管理の混乱を健全化するためのオーバーヘッドを見込んでいるため、やや低調となる見通しです。
加えて、加速するUMS事業に対する研究開発の手を緩めないため、売上高営業利益率は前期同様、想定利益率よりも低めとなる見通しですが、営業利益・経常利益は共に前期比20%増となる通期業績見通しを発表しております。
補足;
新卒社員向けの研修は、より早期に戦力化させることを目的として、今期より従来3ヶ月だった研修期間を6ヶ月に延長しています。
Q.4
金子社長の尊敬している人物は?
A.4
ウォーレン・バフェット氏です。
株式投資をされる方ならご存知の方も多いかと思いますが、バフェット氏はアメリカの著名な株式投資家であり、世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイの経営者です。
バフェット氏の発言や著書、投資哲学には多くの影響を受けています。
特に、世界中から数万人にものぼる株主が参加し、Q&Aを中心として株主との対話を大切にしているバークシャー社の株主総会など、バフェット氏の真摯な経営者としての側面にも学ぶべきものが多いと感じています。
Q.5
金子社長の愛読書は?
A.5
私は何事にも感動しやすく、影響を受けやすいタイプであると自認しています。
そのため、著名な経営者の発言に左右されて、経営の軸や本質を見失ってしまうことを危惧し、あえて経営書やビジネス書はあまり読まないようにしています。
その分、経営に求められる信念・本質を自分のなかで純粋培養する際に、指針となる本あがります。
それが『ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則』(ジェームズ・C・コリンズ著)です。
本書は、時代を超え際立った存在であり続ける企業「ビジョナリー・カンパニー」を選び出し、設立以来現在に至る歴史全体を徹底的に調査、ライバル企業と比較検討し、「ビジョナリー・カンパニー」の成長の源泉を抽出した本です。
この本に立ち返ることで、株主のみなさまをはじめとして、顧客や従業員など様々なステークホルダーへの向き合い方、経営に求められる信念・本質などを自分のなかで純粋培養しています。
不思議なことに、読む時々に応じて感銘度が深まっていくのを感じます。
これは余談ですが、個人的にはマンガも好きでよく読みます!
Q.6
金子社長の座右の銘は?
A.6
仕事でもプライベートでも、美意識が重要であると感じています。
自分が大切にしている美意識とは、“かっこよく生きる”ということです。
ひとつは、コミットメント(約束)を守るということです。
前期の経営成績においては、特別損失を計上したことにより、上場来初となる当期純利益の減益を経験し、投資家のみなさまにお約束した目標を達成することができませんでした。
これを受けて、私を含めた全経営陣のボーナス全額カットを決定させていただきましたが、これも「守れなかったコミットメントに対して、きちんと責任をとる」という美意識の表れであると考えています。
また、お客様に「シンプレクスのサービスは最高だね!」といってもらうために、つまり、お客様に喜んでもらい、ハッピーになってもらうことで、結果として自分もハッピーになるために、裏では泥臭く必至に働く姿勢を大切にしたいと考えています。
・・・このような私のポリシーを上手く表現できるようなフレーズ、座右の銘を現在模索中です。
Q.7
御社の借入金の借入先について教えてください。
A.7
メガバンクが主な借入先の対象となります。
当社のスタンスとしては、特定のメガバンクに偏ることなく、適宜各行の提案内容を吟味して借入先を決定しています。
Q.8
人材観や福利厚生についてどのように考えているのか教えてください。
A.8
私たち経営陣は、社員に対し、優秀なITコンサルタントやエンジニアではなく、優秀なビジネスマンであることを求めています。
この姿勢は採用・教育において一貫しており、志として何かしらのプロフェッショナリティをもってビジネスを進めていける人材、つねに市場価値を意識しながら自分自身の専門性を磨き続けたいと考えている人材、・・・そのような想いを強くもつ人材を求め、志を共有できるかどうかを重視し、かつ、そうした人材にチャンスと裁量を与えることを大切にしています。
現在は新卒採用に注力しておりますが、2年前から新卒研修の一環として、UCバークレー校にて元取締役のフランシス・ロングスタッフによる金融工学基礎の講義、経営陣による講義、また、プレゼンテーション研修等を行っています。
多くのベンチャー企業発祥の地でもあるシリコンバレーに近い場所で、起業家精神旺盛な同年代の若者たちと触れ合う機会を持ったり、同行する経営陣と普段以上に多くのコミュニケーションをとることを大切にしています。講義から習得するだけでなく、ビジネス上のホスピタリティ等も実感してもらえる場を提供しています。
また、今後の社員向けの福利厚生についても、社員との対話を通して検討していきたいと考えています。
Q.9
平均勤続年数が3.2年と大変短いように感じるのですが?
A.9
平均勤続年数を押し下げている要因は、数年前から強化している新卒採用にあります。
新卒社員数は、07年:26名、08年:37名、09年4月:63名と、年々増加しており、全従業員に占める割合も除々に高まっています。
当社の離職率は9%台です。同業他社の離職率平均が約10%であることから、同業他社と比較すると、定着率は高いと認識しています。
■訂正;下線部分の数値について
懇親会FAQ「A.9」において、当社離職率を「7~8%台」と説明させていただきましたが、前期離職率は「9%台」となります。
本ブログにおいて訂正させていただきます。
以上が質疑応答の内容です。
お足元の悪い中ご出席頂いただいた株主のみなさまには心より御礼申し上げます。
また来年もみなさまにお会いできることを楽しみにしております。




