2006年9月16日(土)名古屋の東海東京証券名古屋本社にて、個人投資家向け説明会が行われました。
少しぐずついた天気にも関わらず126名の方にご参加頂きました。出席率は約85%と非常に高く投資家の皆さんの関心も高かったようです。
多くのお客様を前にして金子のトークはいつものように絶好調でした。
今回の個人投資家向け説明会では投資家の皆様から質問を受け付けたところ、以下のような質問が出ました。(時間が切れてしまい質問できなかった投資家のみなさま。ごめんなさい。)
1. PER、PBRで見ると御社の株価は割高だと思うが、社長はどのように考えているのか。
PERやPBRという指標は現時点での業績や財政状態で見て株価の割安割高を示す指標としては一般的ではあるが、成長性を加味していない指標である。成長性を加味した指標にはPEGという指標がある。
これらの指標の数字について、いくつ以上が割高でいくつ以下が割安かという点については人によって判断がわかれる。またどの指標を見て判断するかも各人によって判断がわかれる。
PERでは割高だが、PEGでは割安というケースもありえる。従って指標の見方については各個人の判断がわかれるところ。
判断がわかれることから社長として株価についてのコメントはしないことにしている。
こういった個人投資家向けIRは、株価を上げるためにやっているわけではなく、企業を理解してもらい、企業価値を知ってもらうために実施している。
皆さんが今日の説明を聞いて、企業価値を総合的に判断して、企業価値に対して割高だと思うなら今は様子見という投資判断があってもしかるべきと考えている。
2. 国内のコンペティター(直接競合する会社)は無いとの事だが外資系のコンペティターが出てくる可能性はないのか。またその脅威はどのように考えているのか。
当社を創業した1997年ごろは、当社と同様に金融機関から独立してできた金融系のベンチャー企業というのがいくつか存在した。具体的には、当社はソロモンブラザーズ(現日興シティグループ証券)出身者が中心に作ったベンチャーだが、ソロモン以外の有力国内・外資系金融機関出身の似たようなベンチャー企業がいくつも存在していた。しかし、それらの会社は当社ほどはうまく行かなかった。どの会社も各金融機関で活躍していたメンバーが作った会社であり各個人としてのノウハウはあった。
が、当社との違いは、そのノウハウを個人だけのものから、組織へのノウハウへと転化し、組織的な経営ができたことかどうかの違いであると考えている。当社はそれができたことが会社としての成功につながった。
今後も同様に金融機関出身者のベンチャーが日本・外国問わず出てくる可能性は十分にある。が、当社には、9年間にわたって積み上げてきた経営の蓄積(経営ノウハウ、人材の厚み、顧客基盤、多くの顧客との信頼関係 などなど)があり、ポッと出の新規参入のベンチャーには簡単に負けることはないと確信している。
3. 会社が今後成長する上での構造的な欠点があるとすれば何か。これについて、社長はどう考えているか。
会社設立当初は、会社として何があっても絶対に顧客との約束を守るというエネルギーが充満していた。こういった原始的なベンチャー特有のエネルギーが顧客との信頼を得る原動力になっており、ここまで会社が成長することができたと思う。
ここ数年、会社が大きくなってきて徐々にだが、官僚的な部分が出てしまうことがある。これがひどくなって、お客様との約束を守るという当たり前の事ができなくなってきてしまうといわゆる大企業病になってしまう。
ベンチャー的な精神を維持し続けることができるかどうか。その社風を維持できるかどうかが今後も成長していく上で重要だと考えている。
当日ご参加いただいた多くの個人投資家の皆様、本当にありがとうございました。

